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やまゆり園事件が題材 演劇で障害者熱演

制作: tvk報道部

ともに生きるを考える
シリーズ「つなぐ」です。

横浜市を中心に知的障害がある人の
社会参加を支援するNPO団体が今月、

2016年に起きた津久井やまゆり園での

事件を題材にした演劇を上演しました。

出演したのは、ダウン症や自閉症が
ある人たち。
さまざまな個性を認めあう、
共生社会を表現しました。

「お兄さんお花の話が聞こえないって
お花のせいにしないでね
聞こえないのはお兄さんが
聞こうとしていないからだよ
そんなことはないけど
そもそも花には口がないだろ
だから しゃべれないだろ」


今月19日、横浜市内で上演された
演劇「凛と生きる」。

1人の青年が、

花と話せる少女との出会いから、

野に咲く花が懸命に生きていることを知り
生きる気力を取り戻すという物語で、
ダウン症などの障害がある人たちが
花を演じています。
「ダメじゃないよ とってもやさしいよ
立ち上がろう!」

この演劇を主催したNPO法人の理事長で、
ダウン症の長男がいる内海智子さんが
脚本を書いたのは、5年前の事件が
きっかけでした。

(内海智子さん)
「(やまゆり園事件の植松死刑囚が)
障害者は生きている意味がないと
しゃべることで判断すると言っていたが
私はそうじゃないと言いたくて
話さなくたって彼らのいいところが
いっぱいあるんだともっといいたい」

出演したパフォーマーたちは、
それぞれの個性を舞台の上で存分に
披露しました。

(出演者は)

「台本をよく見ておぼえたので一生懸命がんばった
Q主人公が花の言葉が分かるようになって
どんな気持ち?感動しました
見てくれる人がいて すごく楽しい
継続は力なりということなので
(演劇を)続ける」

脚本に込めたメッセージ、
そしてパフォーマーたちの熱演は、
見る人にもたしかに届いたようです。

(来場者は)

「言葉で表現できない人たちはたくさんいる
でも目で語ってることはたくさんあるので
私たちがいかに聞く気になるかは
このドラマで言っていたそのとおり
(やまゆり園事件が題材と聞き)鳥肌が立って
もっともっと一般に 世界に伝えてほしい」

内海さんは、「花の言葉」に耳を傾ける

社会を目指してこれからも訴え続けます。

(内海智子さん)

「(障害がある人たち自身が)凛と生きていることを

すごく私は感じている

彼らを肯定するところからいろいろなものが伝わってくる

本当にまず興味をもって 彼らのいいところを

認めてくれるような雰囲気になってほしい」

舞台終了後の来場者アンケートでは、
「分からないから気づこうと
しなかったのかも」

「自分の生き方を
考えさせれられた」などと大きな反響があって、
脚本を書いた内海さんも驚いたそうです。

公演は新型コロナの影響で
当初予定から延期され、
当日はマスクを着けて出演するなどして
行われましたが、
いずれは満員のお客さんを前に
思い切り演じられるよう
再演も検討したいと
いうことです。

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